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誰でもできる!通帳を使った簡単な家計簿のつけ方

誰でもできる!通帳を使った簡単な家計簿のつけ方

家計簿のつけ方は色々ありますが、これから始められる方やこれまでに挫折してしまった方の中には、「どれも難しいそう」「途中でやめそう(やめた)…。」という方も多いのではないでしょうか。

こういった方でも簡単にできておススメなのが「通帳家計簿」です。 
1つの通帳に、固定費や教育費の引き落とし。給料の振り込みを集中させておき、そこに何に使った金額なのかを直接書き込む方法です。

これにより通帳そのものを家計簿とする事ができます。

流動費は、各利用項目ごとに、ひと月に使う分を分けて出金して封筒に入れ、何に使う分かを直接通帳に書き込むだけです。

ざっくりとですが、月に何にいくら使ったかがわかるので非常に簡単で、誰でもできる方法です。既に実践されている方もおられるかもしれませんが、 本記事で は筆者なりの、通帳を家計簿として使う具体的な方法についてご説明しています。

 

通帳を家計簿にするための事前準備 

通帳を家計簿にするための事前準備

通帳を家計簿として使う場合、現在使っている通帳があれば新しく用意する必要はありませんが、事前準備は必要になりますので、その点ご説明いたします。

家計簿通帳として使う口座の選び方

使う口座は収入がある給与口座が望ましいです。

給与口座にしておくと、固定費などの引き落としもこの口座にする事で、ほとんどの収支をまとめる事ができますので、その通帳を見ればお金の出入りが分かるようになります。

ここに後ほど説明する流動費の記帳をしていくわけですが、各項目の予算ごとに出金するため、できれば、ゆうちょ銀行のように出金手数料がかからない口座が望ましいです。 

給与口座が出金手数料のかかる口座なら、別で出金手数料のかからない固定費の引き落とし口座を用意し、必要な金額を一旦にそちらに移す事で、手数料を最小限にしましょう。

ここまででやる事をまとめると、

  1. 出金手数料のかからない口座を用意する。
  2. その口座に月々の引き落としを全てまとめる。
  3. 給与をまとめられない場合は、一旦この口座に必要金額分を移す。

 

支出項目を決める

支出項目を決めて、何にいくら使ったかを直接書き込みます。
あまり多すぎると管理が大変なので、10個前後を目安にして下さい。

わかりやすいよう自由に決めて構いませんが、決めきれない場合は下記を参考にしてみて下さい。

【固定費】
住宅費、水道光熱費、通信費、保険料、交通費(定期)、教育費

【流動費】
食費、日用品、医療費、外食費(交際費)、交通費(ガソリン代含む)、娯楽費、その他 

これらの流動費は大体の予算も決めておきましょう。流動費の予算を決める目安は、家族構成や家庭状況により異なりますが、決めきれない場合は下記参考にしてみてください。

【予算割合(参考例)】

食費・日用品  収入の10~15%
医療費  収入の3~5%
外食費(交際費)  収入の3~5%
交通費(ガソリン代含む)  収入の3~5%
娯楽費  収入の3~5%
その他  収入の10%

※最少%は努力目標。最大%はコレを過ぎてはいけない割合としています。
 予算の決定は少し余裕をもって行いましょう。

 

通帳家計簿の実践方法

通帳家計簿の実践方法

ここまでの事前準備ができましたら、下記の要領で実践してみましょう。

①給与が口座に入金したらお金を振り分け

まず給料日を月の起算日とします。

やむを得ず、別口座で引き落としがある場合は、その分をそれぞれ出金。 
流動費も決めた予算分を各支出項目ごとに出金します。

ポイントとしては一度に出金せず、面倒ですが別々に出金する事です。
出金したら通帳の横に何に対する出金か、支出項目を記載しておきましょう。

 

②各支出項目ごとにお金を封筒に分けて入れる

封筒に分けて入れておく事で、その支出に関する出金は、その封筒の中でやりくりします。

もし足りなくなった場合は、他の封筒から取らずに家計簿通帳の口座から引き出し、何の支出項目の追加分かを書き込みます。こうする事で次月以降、予算を立てるための参考になります。

 

少し話しが逸れますが、食費や日用品は現金で支払うよりも、キャッシュレスで払った方が便利でお得です。

流動費における支出の大半は、食費や日用品など生活する上で必要な消耗品です。 これらは少しでもポイントなどに還元される支払い方法を用いた方が、現金で支払うよりもお得です。

 

さらに2020年6月末までは、キャッシュレス支払いで、お店によっては5%のキャッシュバックを受ける事ができますので、さらにお得になります。

しかしキャッシュレス決済は今、非常に多くの種類があります。その中でも最も普及しているキャッシュレス決済は、やはりクレジットカードです。

特にVISAやMasterCardは、最も普及している支払い方法の一つですので、これが使えると大抵のお店でキャッシュレス支払いが可能です。

ただ、筆者は特に家計簿をこれから付けようとする方に、後払いとなるクレジットカードは推奨しません。

理由は、流動費の支払いをクレジットカードで行うと、次月以降への繰り越し請求による支払いが発生するので、当月に使った分の流動費の管理が煩雑になりがちだからです。

 

そこで一つおすすめなのが、クレジットカード機能付きプリペイドカードの利用です。 このカードに食費や日用品の月の予算額をチャージしておけば、全てそのカードで支払う事ができます。

クレジットカードからのチャージも可能ですが、それをしてしまうとクレジットカードを使っているのと同じなので、あくまで現金でチャージして利用します。

オススメは「cyash」というプリペイドカードです。 VISAカードとして、VISAの提携店での支払いが可能です。

100円ごとに1ポイント貯まり、貯まったポイントを現金としてカード残高にチャージできます。利用にはスマートフォンの専用アプリとの連携が必須です。

食費と日用品費は、スーパーなど一つのお店で同時に買い物をする事が多いため、cyashなどのクレジットカード機能のついたプリペイドカード1枚にチャージしておくと、買い物が便利になります。

 

▼クレジットカード機能付きプリペイドカードについての過去記事はこちら 

おすすめプリベイトカード7選!クレジットカードとどちらがお得かも比較します!!

https://30daikarano-kazoku-tyokin.com/?p=467

 

③収入から予算分を引いて余ったお金は貯金用口座に移動

家計簿の大きな目的の一つは、支出管理をして貯金に回すお金を捻出する事です。
よく貯金をする場合の方法として、給料が入った時点で、その内の何割かを貯金口座に移し、残ったお金でやりくりするといった話を耳にします。

もちろんそれができれば理想ではありますが、それはあくまで貯金ができる余裕があるという事が、給料日前の時点で分かっていればの話です。

 

収入と支出の収支が毎月ギリギリの状態で、何割かを貯金に回すなんて無理ですし、そんな状況で貯金口座に移したところで、結局その貯金に手をつける事になってしまいます。
これは筆者の経験ですが、一度貯金口座に手をつけてしまうと、また手をつけてしまいがちになります。

そうすると貯金に対しての意識も薄くなってしまい、何のために家計簿をつけているのかもわからなくなり、最終的に面倒くさくなり、家計簿をつけるのをやめてしまいます。

もし予算上、余る程の余裕がなければ、次の給料日までに最終的に残ったお金を貯金口座に入れる。 という方法をおすすめします。そのためには、いくつか守るべきルールがあります。

 

【ルールその1】クレジットカードの利用をやめる。(固定費以外)

クレジットカードは後払いなので、次月以降に請求がきます。
支払いが後から来るため突飛な支出が発生し、支出管理が煩雑になりやすくなります。

特に流動費の支払いは、現金や現金チャージのスマホ決済、電子マネー決済、前述したクレジットカード機能付きのプリペイドカードで行い、後払いのクレジットカードは控えるようにしましょう。

但し、例外として固定費の支払いはクレジットカード払いでも結構です。
固定費は原則毎月の支払いですし、金額の変動もそれほど大きくないため、クレジットカードでの支払いでも支出管理にそれほど影響は出にくいと考えられます。

【ルールその2】突飛な支出に対応するために積み立てをしよう

その月の節約が成功したら、残ったお金は次月に繰り越さず、全額貯金口座に移しましょう。

ただ翌月に突飛な支出がある事がわかっており、その月の給料分だけでは賄えないと分かっている場合に限り、通帳家計簿の口座に一旦戻します。その支出分を加味した上で、翌月の予算を立てましょう。

しかしこれは、あくまでひと月前など直前に支払う必要がある事が判明した場合に限ります。

こういった、ある月のみ大きな金額の支払いがある場合は、事前にわかっている事が多いので、対応策として、その金額を支払うための積み立てをしておきましょう。

例えば車の税金は年に一度支払いがありますが、その支払い月のみ数万円の支出があります。その支払いに向けて、毎月一定額を貯金に回せるように積み立てておく方法です。

車の税金であれば、例えば毎年36,000円の支出があるのであれば、毎月2,000円づつその支払い用に積み立てておけば、支払い月になっても慌てる事はありません。

車検だともっと大きな金額になります。
仮に2年車検ごとに12万円かかるとして、12万円÷24か月=5,000円を毎月貯金すればいいという事になります。

こういった金額の支出は、毎月の固定費として扱った方が管理しやすいです。

分割払いで先に支払ったものとして考え、家計簿口座や貯金口座とは分けて管理をするのがポイントです。

 

【ルールその3】あまり細かく管理しすぎない事

ここまでで各項目ごとに予算を立てているので、その中で支出をやりくりしていくと、今度は「週単位でいくらまでに抑えないといけないのか?」を考えるようになります。

支出を抑える気持ちがでてくると、余計なものは買わなくなってくるので、本当に必要なものだけを買うように意識するようになります。

無駄ではないと思って買っていたものも、実は買わなくてもいいものだとわかってくると、それが節約の第一歩という事になります。

しかしあまりやりすぎると、複雑な支出管理を考えるようになっていきます。

家計簿は収入に対して、大体どんなものにいくら使っているかがわかれば十分です。 

また複雑な管理をするようになると、だんだん面倒さくなってきます。 通帳家計簿は必要最低限の手間でできるやり方ですので、それ以上の事はあまり考えないようにした方がいいでしょう。

 

まとめ

通帳家計簿のやり方について、ご説明しましたが、いかがだったでしょうか?

特に難しい知識も不要で、誰でもすぐに取り組める方法ではないでしょうか。

家計簿はコリ出すと、本当に色々とやってしまいがちですので、必要最低限の支出管理ができ、貯金や節約ができる仕組みを作りやすい方法ではないかと思います。

家計簿を初めてつけようとしている方や、これまで家計簿をつけた事があったが上手くいかなかった方は、是非参考にしていただければと思います。

 

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