Sponsored Link

軽自動車の維持費って月いくらかかるの?項目ごとに月別・年別に試算します!

軽自動車の維持費って月いくらかかるの?項目ごとに月別・年別に試算します!

普通車の維持費が高いので、軽自動車に乗り換える方は多くいらっしゃいます。
軽自動車は、燃費も維持費も普通車に比べてかなり安く、道の狭い道路や街乗りにも便利です。

本ページでは、軽自動車の維持費を概算ですが、月別・年別にまとめています。
実際に現在お持ちの車と比較して、乗り換えでいくらくらいの節約ができるのかの参考にしていただければと思います。

 

軽自動車を所有して維持費がかかる月々・定期・年別項目

軽自動車を所有して維持費がかかる月々・定期・年別項目
笑顔で項目にチェックをつける女性の写真素材 – フリー写真素材ぱくたそ

まず軽自動車の維持費についてです。項目としては普通車とほとんど同じですが、それぞれにかかるお値段は若干安くなります。

 

軽自動車を所有する事で月々かかる諸費用

まず月に必ずかかる費用は下記の通りです。

  • 駐車場代
  • 任意保険
  • ローンで購入した場合の返済

 

駐車場代

維持費として意外とかかるのが駐車場代です。

ご自宅に駐車スペースがあれば、この費用は不要ですが、駐車場代が発生するかどうかは維持費としては、大きなウエイトを占める部分になります。

お住いの地域にもよりますが、郊外であれば数千円。都心であれば数万円にもなるため、毎月支払い続ける額としては大きなものになります。

なお、月極駐車場を借りる場合、保証金として初月に数ヶ月分の駐車料金と、事務手数料を求められる場合がありますので、その分の費用も考慮しましょう。

 

自動車保険(任意保険)

任意保険は加入される方がほとんどですが、当然ながら保険会社や保障内容によって金額は様々です。

自動車保険は1~20等級まであり、等級が20に近づくほど、保険料金が下がります。等級を上げる方法は、事故をしないことです。

1年間保険を使わなければ、次の契約更新時に等級が一つ上がります。

自動車保険の等級に基づく割引率は下記のページで詳しく書かれていますので、参考にしてみて下さい。

▼自動車保険の20等級は保険料の割引率が高くなる? – チューリッヒ

https://www.zurich.co.jp/car/useful/guide/cc-20class-insurance-discountrate/

※別サイトに遷移します。

 

車両購入費(ローンで購入した場合の返済)

ローンで購入した場合は、月々の返済額がプラスされます。

最近の軽自動車の中には、200万を超える車もありますので、購入される車やグレード、ローンの組み方によっては結構な返済額となる可能性があります。

安く軽自動車を購入する方法については、本記事の下部で後述していますので、参考にしてみて下さい。

⇒「安く軽自動車を購入する方法5つ」に飛ぶ。

 

定期的にかかる諸費用

次に定期的にかかる費用には、下記のようなものがあります。

  • ガソリン代
  • 部品交換にかかる諸費用
  • 車検

 

ガソリン代

ガソリン代については言うまでもなく、乗った分だけかかります。
ただ軽自動車では、満タン30Lが平均的で、街乗りでも300~350km程度は走ります。

ホンダのN-BOX(初期)だと、給油ランプが点灯してから、すぐに給油した場合、たしか1リットル:120円で、3,500円程度で満タンにできました。

軽自動車の1回の給油金額は、給油ランプが点灯してからの給油で3,000円台。多く見積もっても4,000円もかからないと考えて、間違いないでしょう。

ガソリン代の月々の試算は、通勤などで毎日使う場合は、給油頻度は週一程度。週末買い物で使う程度であれば、給油頻度は月一程度と考えると毎月のガソリン代が算出できます。

 

部品交換にかかる諸費用

部品交換にかかる費用は、大体は下記の通りになります。

各オイル交換
エンジンオイル
  • 3,000~5,000kw 3~6ヶ月に一度の交換が必要
  • オイル交換を怠るとエンジンの寿命を縮める
  • 価格は2,000円~4,000円程度
オイルフィルター
  • オイル交換2回に1度 (10,000km走行毎に交換)
  • オイルエレメントとも言われる
  • オイル交換と同時に交換する必要がある
  • 価格は1,000円~1,500円程度
ブレーキオイル
  • ブレーキフルードともいわれる
  • 交換時期は、2~4年に一度
  • 車の使用頻度が低ければ4年ごとの交換でOK
タイヤ交換
  • 30,000kwを目安に 4~5年程度が目安
  • タイヤ4本交換で、約15,000円~25,000円ほど
ワイパー交換
  • 1年に一回
  • 工賃込みで3,000円前後が相場
ブレーキパット交換
  • 走行時期が2万kmを超えると交換時期。
  • 15,000円程度(工賃はプラス5000~6000円程度)

 

車検にかかる諸費用

車検の費用は新車であれば、購入から3年後。それ以後は、2年おきにかかります。
普通車の車検よりもかなり安く、大体5万~7万円程度が一般的です。

車検の内訳には、「法定費用」と「整備費用」があります。

法定費用の内訳は下記の通りです。

  • 自動車重量税
  • 自賠責保険料
  • 検査手数料

※これらの費用は、どこで車検を受けても一律同じ料金がかかります。

整備費用については、車検を受ける業者によって異なります。
まずは法定費用について見ていきましょう!

 

軽自動車の重量税

軽自動車の場合、自動車重量税は、まずエコカーであるかどうか。
エコカーでなければ、製造から13年または18年経過しているかによって、金額が異なります。

エコカーの軽自動車の場合、重量税は製造から何年経過していても一律年間5,000円です。
一方エコカーではない軽自動車の場合は、製造から12年までは年間6,600円。13年~17年までが、8,200円。18年目以降は8,800円となります。

出典:平成31年度税制改正に伴う自動車重量税の税額の基本的な考え方(フローチャート) その2 – 国土交通省

https://www.mlit.go.jp/common/001288604.pdf

※別サイトに遷移します。

 

軽自動車の自賠責保険料

自賠責保険は強制加入が義務付けられています。
補償内容はここでは割愛しますが、保険期間は最大37か月で以後更新が必要です。

保険料金は、軽自動車の場合、37か月加入で29,550円。
以降、加入期間をひと月減らすごとに、640円~680円程度費用が下がります。

ただ大抵の場合は、車検時と同時に自賠責保険の更新をされる方が一緒に手続きができて手間が省けるので、新規購入車の場合は3年。それ以後の場合は2年で契約される場合が多いです。

2年で自賠責保険を更新される場合は、24か月加入で21,140円。
これが他の車検費用とともにかかります。

出典:自賠責保険基準料率 2020年1月20日届出 – 損害保険料率算出機構

https://www.giroj.or.jp/ratemaking/cali/pdf/202001_table.pdf#view=fitV

※別サイトに遷移します。

 

軽自動車の検査手数料

軽自動車の検査手数料は、印紙代として大体1,400円程度かかります。
検査手数料の詳細は、下記の資料を参照してください。

参考:検査手数料内訳及び事務ごとの収支 – 軽自動車検査協会

https://www.keikenkyo.or.jp/about/about_000457.html

※別サイトに遷移します。

 

軽自動車の点検・整備費用

点検・整備費用については、法定費用と異なり、車検を受ける場所によって異なります。

最も安く済ませる方法は、「ユーザー車検」です。

ユーザー車検とは、ご自身で軽自動車検査協会や陸運支局に持ち込んで受けられる車検です。
この方法であれば点検・整備費用はかからず、法定費用のみで済みます。

ただ車検に通らなかった場合は、再点検が必要になります。
その際、車検に通らなかった箇所のパーツ交換や修理による費用がかかるため、余計に費用がかかる可能性があるというデメリットがあります。

 

次に安く済ませる方法は、町工場やガソリンスタンド、オートバックスやイエローハットで車検を依頼する事です。
軽自動車であれば法定費用・整備検査費込みで、4~5万円台で車検を受けられる可能性があります。※業者や店舗によります。

車検費用として最も高くつくのは、ディーラーに依頼することです。
しかし自動車メーカーが車検をしてくれるので、最も信頼性が高く、後々の事を考えると安心できます。

車の整備点検は、ご自身の安全を守るためでもありますので、安さを求めるよりも信頼できる業者に依頼する方が賢明です。

参考:車検時の費用の内訳ご存知ですか? – 国土交通省

https://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/sikumi/houteihiyou.pdf

※別サイトに遷移します。

 

安く軽自動車を購入する方法5つ

軽自動車を安く購入する方法として、下記5つあげてみました。

 

1.現金で一括購入する

軽自動車は新車だと200万円を超える車も多くありますが、逆に最低グレードまで落とせば、100万そこそこで購入できるものもあります。

現金をそこまで貯めてから購入すれば、当然ローンを組まず、利子もかかりませんので、案外安く購入することができます。

 

2.カーリースを利用する

カーリースはリース(借りる)ですので、所有者は貸してくれる業者になります。

ディーラーからカーリースを受ける場合は、3年間月々のリース料を払い続けた後に、以後はその車を買取か、別の車をカーリースするかというのが一般的です。

カーリースのメリットは、車をローンで購入するよりも月々の費用が安くなる場合が多く、自賠責保険もディーラーが加入してくれるので、保険料の負担も少し軽くなります。

但し任意保険はドライバー加入が任意で加入するものなので、この分の費用はかかります。

カーリースの詳しい仕組みやメリット・デメリットは下記のページを参考にしてみて下さい。

▼カーリースとは?本当のメリット・デメリットと車のリースを徹底解説! – おトクにマイカー 定額カルモくん

https://car-mo.jp/mag/2018/12/5558/

※別サイトに遷移します。

 

3.エコカー減税対象車を購入する

「軽自動車の重量税」の項でお伝えした通り、エコカーは重量税が安くなります。

最近の自動車はエコカーが非常に多くなっています。
もし車を乗り換えられる場合は、エコカーを選べば重量税が少しですが減額されるでしょう。

またエコカーは燃費も良いですので、ガソリン代も多少節約できる可能性があります。

 

4.純正のカーナビをつけない

ディーラーで純正のカーナビを購入すると、取り付け費用も含めて20~30万ほどかかります。

純正カーナビは、ダッシュボードにすっぽり入って見栄えもよく、ハンドルに埋め込まれたボタンで操作できるので便利なのですが、何しろ高いです。

10年ほど前に購入した車では純正カーナビをつけていましたが、当時のカーナビは純正でも操作性が悪く、高い買い物をしたな、という印象がありました。

現在、筆者が所有している車ではカーナビをつけず、iPadをカーナビの代わりに取り付けています。軽自動車だと通常のiPadでは大きいので、iPad miniをつけています。

 

最近のタブレットには、カーナビアプリがインストールできますので、モバイルルーターか、スマホをテザリングすれば、立派なナビになりますよ。

タブレット用の車載ホルダーと、シガーソケットから給電できるFMトランスミッターをつければ、車のスピーカーから音を出せます。

iPad miniを新品で購入して上記の備品と合わせて、6万円ほどです。
iPadの方が使い慣れているのと、取り外しができるので個人的には重宝しています。

 

5.新古車を購入する

新古車とは、ディーラー店舗で展示されている車や試乗車の事で、新車ではないけれと、中古車ほど乗り回していないという意味で新古車と名付けられているようです。

メリットとしては、新車よりも安くで購入できること。
中古車の購入時に懸念される走行距離やキズ・劣化などの心配がないなどがあります。

また、既に車両登録がされているので、その年の重量税がかからないというメリットもあります。

デメリットとしては、お目当ての車が見つけにくい事。
またオーダーメイドできないので、自分の希望する色やオプションも購入時点ではつけにくいという点が挙げられます。

 

新古車の探し方は、ディーラーの担当者に新古車がほしい旨伝えると、たまに新古車の売り出し情報をもらえる時があります。
担当者がいなくても、ディーラーに直接電話で確認しても情報がもらえるかもしれません。

また中古車販売サイトの中でも、「新古車」「未使用車」というキーワードで検索すると、ヒットする場合があります。

車にこだわりがなく、できるだけ新品に近い車を安く買いたいという方は、上記の方法でまず確認してみましょう。

 

自動車の中古車購入は注意!

中古車でもいいという方もおられますが、軽自動車を中古で購入する場合は少し注意が必要です。

軽自動車は、車体を軽量化するために内部の部品も軽量化されています。
軽量化することで普通車に比べて、耐久性はどうしても落ちます。

一般的に普通車の耐久年数を15年とした場合、軽自動車の場合は12年程度と考えられます。

例えば普通車で10年落ちの車が販売されていた場合、あと5年は耐久年数としては乗れますが、軽自動車で10年落ちの場合は、あと2年となります。

軽自動車は寿命に達するまでの期間が短い傾向にあるので、下手をすると買ってすぐにまた別の車を買わざる負えなくなる可能性が高くなります。

耐久年数は絶対ではありませんが、普通車よりも3年ほど寿命が短いと考えて検討しましょう。

 

まとめ

上記を踏まえた上で、新車で軽自動車を購入した場合の費用と月々の諸費用。
以後1年後・3年後の費用を下記にまとめました。

購入車両:N-BOX G・Honda SENSING(最低モデル)
購入価格:1,411,300円
重量税:5,600円
自賠責保険(37か月):29,550円
手続き代行料:47,300円
預かり法定費用:6,000円
リサイクル法関連費用:8,400円

計:1,508,150円
※HONDA公式サイトでセルフ見積もりを行った、あくまで概算の見積もりです。

出典:N−BOX/N−BOX Custom セルフ見積り – HONDA

https://slf.honda.co.jp/SELFEST/PC/nbox/?svid=191002-16d8a41ff59&sltpw=n

 

▼月にかかる費用
※月に1,000km走行すると仮定。

  • 駐車場代:10,000円
  • 任意保険:5,000円
  • ローン:30,300円(上記のN-BOXをクレジット60回で購入した場合)
  • ガソリン代:10,000円(月3回給油)

月々:55,300円

▼購入1年以内にかかる費用

  • オイル交換:2~3回。1回3,000円として、約10,000円。
  • エレメント交換:1回交換したとして、1,500円とする。
  • ワイパー交換:3,000円。
  • 重量税:5,600円

計:20,100円

▼購入2年目~3年以内にかかる費用

  • オイル交換:4~6回。1回3,000円として、約18,000円。
  • エレメント交換:2回交換したとして、3,000円とする。
  • ワイパー交換:2回交換したとして、6,000円とする。
  • タイヤ交換:4本交換したとして、20,000円とする。
  • ブレーキパット交換:20,000円
  • 車検費用(法定費用・点検整備費合算):65,000円とする。

計:132,000円

以上をまとめると、月々の諸費用は、55,300円。
但しローンを組まずに一括購入し、駐車場が自宅敷地内に止められるのであれば、月々の維持費は15,000円まで下がります。

走行距離や任意保険の組み方によっては、月々10,000円以下にする事も可能だと思われます。

月々の維持費は、ローンと駐車場の有無で大きく左右されそうですね。

購入1年目以内にかかる費用は、事故などしなければ20,000円程度と試算できます。それほど大きな負担にはならなさそうですね。

車購入後、初年度の維持費は、

  • ローン有り・駐車場を借りる場合で、683,700円。
  • ローン無し・駐車場を借りる場合で、380,100円。
  • ローン無し・駐車場を借りない場合で、200,100円です。

※ローン無しは、車体購入費:1,508,150円を一括購入しているので、この費用もかかります。

以上が、軽自動車を所有した場合の月々と年間の概算維持費になります。

軽自動車とはいえ、やはり維持するための費用としては大きくなります。
車を所有、または乗り換えるを検討される際の参考にしていただければ幸いです。

Sponsored Link

最初のコメントをしよう

必須

CAPTCHA